どうすればいいの？働き方改革！【まずはタスクをECRSで整理】

昨日、以下のようなツイートとブログを投稿しました。

働き方改革を進める厚労省で妊婦が３時まで仕事？！進まない働き方改革。
見せかけの働き方改革では残業は減らない！【7payの現場も悲惨】https://t.co/Jxt4pLclqM
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— Masashi Agena@Lawless (@MasashiAgena) 2019年7月10日

進まない働き方改革というテーマでブログを書きました。
外向きでは評価されている企業でも内情は悲惨なところもあります。

組織規模が大きくなれば変化を嫌う人もでてきます。
その結果、働き方改革が進まないということもあるかと思います。

なので今回のネタは企業単位の働き方改革ではありません。
個人やチームで働き方改革を行うヒントをご紹介します。

私自身、数多くの現場でITを活用した業務改革などを進めてきました。
IT導入時にはお客様から要望がいろいろと出ます。

ですが割と「なぜ？」ということを把握していない場合が多いです。

ここで言う「なぜ？」とは

なぜその仕事やタスクをする必要があるのか？ということです。
理由を聞くと大抵、前任がやっていたからという理由が多いです。
なので要望を受けた場合、「その仕事やる必要あります？」と必ず確認します。
それで必要のない要望を削減した実績を多くもっています。

今回はその「なぜ？」という部分にフォーカスしてご紹介したいと思います。

個人やチームで改善改革を進める

働き方改革では以下のようなことをしなければいけません。

ただ、規模が大きくなるといきなり変更は難しいです。
反対する人、納得しない人などが必ず出てきます。
なのでまずは以下の単位で改革を進めます。

小さい単位から改善や改革を行うことは割とポイントです。

ECRS

業務改革を行うときにオススメするフレームワークがあります。
それは「ECRS」です。

これは以下のイニシャルから構成されています。

それぞれ具体的に紹介します。

Eliminate（排除）

普段の業務やルールの中で排除できるものがないか？検討します。
冒頭に私は要望を受けると以下を確認すると書きました。

「その仕事やる必要あります？」

まさにEliminateです。
「前任がやっていたから」という作業は無くせる可能性がありますよ！
Eliminateの具体的な例としては以下です。

・報告だけの定例会議をなくす(報告だけであればチャットで十分)
・データ集計をなくす(ツールを使うことで集計作業をなくせます）

Combine（結合）

分散している作業をまとめることです。
類似した仕事やタスクはまとめてやったほうが生産性があがります。
Combineの具体的な例としては以下です。

・見積書、請求書はまとめて作成
・メールは返信できるタイミングで纏めて確認と返信を行う

Rearrange（入替・代替）

作業の順番を入れ替えることができないか検討することです。
作業の順番を入れ替えることで効率が良くなり生産性が上がることがあります。
また、順番だけでなく場所や人員の配置もRearrangeになります。
Rearrangeの具体的な例としては以下です。

・ルート営業の順番を変更(移動距離が最短になるように変更）
・こちらの記事で書いている段取りhttps://lawless098.com/people_who_work_early/
・リモートワークを可能とする

Simplify（簡素化）

業務自体を簡素化できないか検討することです。
業務の一部を省略、変化させても同じ成果が出せないかという思考で改善をします。
Simplifyの具体的な例としては以下です。

・見積の合計金額を手入力から計算式に変更(合計は自動計算されるように変更)
・提案書の雛形化もしくはパンフレット作成
・日報から社内SNSでの報告に変更

ECRSの中で一番重要なのが「Eliminate」です。
不必要な作業や仕事は徹底的になくした方が良いです。

また、E＞C＞R＞Sの順番で基本的には改善を行います。
なので「Eliminate」がきちんと行われる必要があります。
そうでなければ不要かもしれない作業に対して残りのCRSをする必要があります。

組織へ横展開

個人や係、チームで改革がある程度進んだら次は横展開です。
横展開としてはまず同じ階層(チームから別チームなど)へ展開したりします。
徐々にその展開先を上位階層へ行っていきます。

こちらの展開方法はあのトヨタでも実践されています。
トヨタの改善方法を参考にする場合、オススメは以下の本です。

[図解] ミスゼロで仕事が速くなる! トヨタのすごい改善術

小さいところ大きいところへの改善を日々続けます。

改善点は決して亡くなることはないです。
改善点が見つからないことが問題です。
なので小さいことでも改善点があればまずは改善してみてください。
その後に展開です。

まとめ

今回は「働き方改革」に関連して「ECRS」を紹介しました。
まずは個人の仕事やタスクを見直してみてください。
絶対に改善するところあります。
日々改善するだけで絶対に働き方は変わります！！
少しずつトライしてみてください。

「業務改善」にまつわるオススメ本は以下です。