「わたし、定時で帰ります。」【定時を意識することの重要性】

 

「わたし、定時で帰ります。」
火曜10時から放送されていたドラマが話題でした!
ネットでの検索ボリュームも多いです!

国も働き方改革に力を入れています。
それも関連して気になる人も多かったのではないかと思います。
タイトルにもある「定時」はかなり良いキーワードです。
仕事をするときには「定時」を意識することで生産性があがります。
今回は「定時」を意識することの重要性をまとめます。

・なぜ「定時」が重要か?
・日本の悪い文化
・働き方改革を進めるには
・まとめ

私自身、地元のSI企業から社会人が始まりました。
その後はいくつか転職してベンチャー企業に努めています。
ベンチャー企業の役員はほとんど外資系経験者です。
なので最初のSI企業に比べるとかなり海外よりの文化です。

・古い日本企業の文化
・海外企業の文化

両方経験しております。

海外企業文化のすべて良いとは思いません。

その中で私が感じた日本企業の悪い文化などをご紹介したいと思います。

なぜ「定時」が重要か?

まず働く上で「定時」を意識することは重要です。

学生の頃を思い出してください。
夏休みの宿題はすぐに終わりましたか??
夏休みが終わるギリギリに終わっていなかったですか?
私もそうでした。
私は人は怠ける・怠けたい生き物だと思っています。
だからギリギリになり本気を出す。
という行動をとってしまうのではないかと考えています。

これは仕事でも同じです。
依頼された仕事で期限が設定されていないものは後回しになりますよね?
なので自分を追い込むためにも「定時」を意識すべきです。
私はいくつかの企業で仕事しました。
その中で感じたのが業務中の時間の使い方が非常に問題だなと思いました。
具体的には以下のような例です。

・1時間に1回はタバコを吸いに行く(酷い人は30分に1回)
・業務時間中に雑談が多すぎる
・外回りの人がコンビニなどで無駄な時間を過ごしている

皆さんはいかがですか?
上記、当てはまる人が多いと思います。

業務中の時間の使い方がもったいないとも思っています。
それよりさっさと仕事を終わらせて家族のために時間を使った方がよいです。
なので「定時」を意識することが重要になります。
時間を意識することで無駄なことはしなくなります。

定時が明確に決まっておらず、自由な働き方ができる人も最近はいると思います。
そのような方でも1つ1つのタスクに制限時間を設けることをオススメします。
とくにPCを使う人の場合、SNSを見たりして仕事が進まないことがあると思います。
なので制限時間を設けることで確実に生産性が上がります。

日本の悪い文化

日本企業や日本には悪い文化があると思っています。
具体的には以下です。

・残業が美徳
・残業が評価される
・残業をしなければいけない雰囲気

残業が美徳

日本では残業は「素晴らしい」という文化があります。
なので平気で徹夜して提案書を作ったとか自慢する人がいます。
それぐらい残業が美徳化されています。

残業が評価される

美徳化にも関係しますが日本では残業が良い評価になります。
特に古い体質の企業は残業している人が出世したりもします。
ですが本当にそうでしょうか?
同じ成果であれば、より短い時間の方が優秀ではないですか?

残業をしなければいけない雰囲気

帰れない雰囲気も古い体質の企業にはあります。
なので新入社員も仕事はないけどとりあえず残ってたりします。
新入社員で大量に仕事を抱えている人はほぼいません。
だけど上司が残っているから帰れない。
と思っている人が多く、残業が習慣化します。

日本には「和」の文化があります。
「和」は仲良くする、協調するような意味があります。
なので良い意味で協調性があります。
ですが逆にそれが仇となっている部分もあります。

周りと協調するために不要な残業をする

あの人頑張っていると評価される

残業=素晴らしいと美徳化

美徳化されるので先に帰ることに気が引ける

協調性が高いため不要な残業をする

というような悪循環になっていきます。

働き方改革を進めるには

先日の以下記事でも働き方改革に関して書きました。

見せかけの働き方改革では残業は減らない!【7payの現場も悲惨】

企業として取引先との調整なども必要です。
ですが自分たち会社でも以下のような対策が必要となります。

雰囲気や考え方を変える

残業=美徳という考え方をなくすことが必要です。
美徳という考え方があると協調性が高い日本人は周りに気を使います。
特に上司が積極的に早く帰ったり、帰るように促す必要があります。
当然、仕事を持ち帰らせない仕組みも必要です。
持ち帰らせるとカフェやレストランで仕事をする人が増えます。

評価制度を見直す

残業する人が評価、出世できる仕組みを帰る必要があります。
残業すれば当然、働く時間は増えます。
それで他と同じぐらいの成果であれば逆に評価は下げるべきです。
残業する人は生産性の観点から見ると低評価です。

在宅ワークなども許可する

どうしても社内にいると周りに気を使います。
ですが在宅だと気を使う必要がありません。
仕事が終わればすぐにプライベートの時間になります。

まとめ

「わたし、定時で帰ります。」を見て感情的になった人は要注意です!w
そのような人が社内で「残業=素晴らしい」という雰囲気を作ります。

今回は日本企業での残業に対する文化や雰囲気をまとめました。
自社の雰囲気はどうだろう?と見直してみてください。
残業しなければいけない雰囲気になっていると思います。
この機会にぜひ考え方も改めてみるのも良いかもしれません。

幸せな職場の経営学