社会人になるとよく以下のことを言われます。
「入社したらまず3年は頑張れ」
この言葉は多くの方が一度は耳にしたことがあると思います。
それぐらい一般的に言われています。
ですが、これは本当でしょうか?
今回は「3年」という期間のカラクリをご紹介します。
・1万時間の法則とは
・3年のカラクリ
・ブラック企業は例外
・まとめ
私自身、社会人になり立ての時に「まずは3年頑張れ」と言われました。
素直にその言葉を信じてがむしゃらに仕事をしました。
その結果、今にいたります。
今では周りからもかなり評価され、それなりの給与も手にしています。
なので私の実体験からすると「正解」です!
自分の働いている状況や環境も考慮して「3年」を考えてみてください。
1万時間の法則とは
皆さんは「1万時間の法則」はご存知ですか?
「何かのスペシャリストになるには1万時間の時間が必要」
ということでマルコム・グラッドウェル氏の書籍などで紹介されています。
スポーツ、芸術などいろいろな場面で言われていることです。
非常に長時間です。
また、1000時間というものもあります。
これは1000時間費やすことで脱初心者になれるというものです。
お寿司の業界でも以下のキーワードが有名です。
“飯炊き3年握り8年”
寿司職人になるには10年以上かかると言われています。
最近では1万時間も反論する人が出たりしています。
ホリエモンも
「寿司職人になるために10年もいらない」
と言って少し炎上もしていた記憶があります。
それぐらい何かを極めるためには時間がかかりますということです。
3年のカラクリ
「1万時間の法則」をご紹介しました。
それを基に3年のヒミツをご紹介します。
1日の労働時間は大体8時間です。
残業も考慮すると1日あたり平均10時間ぐらいになります。
週休2日として考えた場合、祝日も含めて大体年間120日ぐらい休みです。
365日ー120日=245日
「245日」が1年間の労働日数です。
245日×10時間=2450時間
10000時間÷2450時間=約4年です。
ですが企業によっては1日12時間の労働、年間休日も110日もあるかと思います。
そうなると10000時間を超えるには3年ちょっとになります。
このことからまずは「3年」ということが言われています。
これが「3年」のカラクリです。
私も社会人になりたて時この「3年」を意識しました。
なので3年間はがむしゃらに仕事をしました。
私は土日も仕事をしていることが多かったです。
年間の労働時間は4000時間を超えました。
2年ぐらいでは10000万時間を超えていたかと思います。
その結果、当時担当していた業務は社内で一番詳しかったです。
なので異例ですが3年目で主任、4年目で係長と出世できたと思っています。
ブラック企業は例外
そんな「3年」のカラクリですが必ず3年ということではありません。
私の場合、環境も非常によかったです。
1年目から割と自由に仕事をさせてもらっていました。
なので自分で仕事をコントロールでき3年も頑張れたと思います!
無茶な要求をする上司、嫌がらせをする人もいませんでした。
私は環境に恵まれていました。
ですがすべての会社でそのような状況ではないと思います。
電通が話題にもなりましたが以下のような会社は注意が必要です。
・上司がやたらと根性論だけ
・上司の嫌がらせ(決済してくれないなど)
・同僚の嫌がらせ(会話してくれないなど)
・残業代が出ない(サービス残業が当たり前)
・個人個人が個別の会社のようになっている
・協力体制がない
・人の揚げ足をとるような人が多い
上記のような状況で働いていても楽しくないはずです!
なので自分自身が楽しいか?どうかが重要です。
楽しくないと「心」が病んでしまいます。
結果、「うつ」などの症状が出てしまいます。
これは非常にマズイです。
この状態で3年間続けてもあまり意味がありません。
そのような場合はすぐにでも転職することをオススメします。
「自分が楽しい!」と思える会社で必死こいて3年がんばりましょう!
まとめ
今回は「入社したらまず3年は頑張れ」ということのカラクリを紹介しました。
あくまで3年は目安です。
人によってはすぐに結果が出る人もいます。
また、10000時間経過しても結果が出ない人もいます。
遅咲きの人です。
ですが継続することでスペシャリストになれます。
また、いくつかのことを組み合わせて自分自身のブランディングも重要です。
自分自身を高めたり、ブランディングの参考になる本をご紹介します。