「部下が成長しない」
「どうやればメンバーが成長するのか?」
「仕事を任せられない」
チームリーダーや課長、係長で悩んでいる人は多いと思います。
ですがその成長しない原因はあなた自身にあるかもしれません。
よく部下が成長しないという話を聞きます。
ところが話を聞くと、自分で仕事を進めている人が割と多いです。
結果から言うとこれでは人は成長しません。
まずは部下やメンバーに仕事を任せなければいけません。
決して「失敗するのが怖い」という理由で自分が手を動かしてはいけません。
自分で手を動かす人はリーダーとしての仕事をしていないのと同じです。
リーダーは自分自身の活躍や成長を優先に考えてはいけません。
まずはチームや組織の成長が第一優先です。
なので組織として成長していない場合はあなたが悪い可能性があります。
部下の成長には「任せる」ことが重要だと理解できます。
私自身、これまでにいくつもチームや部署を纏めていました。
その中で成功と失敗を多く経験してきました。
失敗の多くが「任せない」ことが原因でした。
ですのでリーダーの方は必ず「任せる」ことを意識してください。
目次
人材育成で重要なこと
今回、人材育成のターゲットは入社して2年〜5年ぐらいです。
新卒者などが対象の基礎研修などが終わった前提の人たちです。
人材育成で重要なことは「任せる」ことです。
これはかなり重要です。
「任せる」一番の理由は部下の「成長」です。
人はいろいろな経験をすることで成長する生き物です。
赤ちゃんや小さい子でも同じです。
最初はハイハイからスタートです。
ですがやがて「つかまり立ち」や「歩行」を始めます。
成長の過程で必ず失敗はすると思います。
ですが「危ない」、「心配」という理由でさせないと成長しません。
社会人と赤ちゃんで前提条件などは違います。
ですが理論的には同じだと私は考えています。
なので部下やメンバーが成長しないと感じている方。
まずはちゃんと仕事を任せているか?!
確認してみてください。
任せられない原因
リーダーや管理者が任せられないのには原因があります。
以下のような原因から任せられていないことが多いです。
自分でやった方が早い
「自分が経験あるからとか」
「失敗しそう」、「失敗させられない」
という理由などからリーダー自ら動く人も多いです。
社内での評価を気にしている
失敗するとリーダー自身の社内評価が下がると考えている場合もあります。
そもそもこのような方はリーダーに向いていません。
チームや組織のことより自分の事を考えている時点で不適合者です。
特に数字を持っていたり、数字が評価のメインになっている営業などで多いです。
プライドが高い
「部下に依頼するのが嫌だ」
「部下に相談するのが情けない」
「すべてにおいて部下を上回りたいと考えている」
というような変なプライドの人もいます。
正直、このような人もリーダーとして向いていません。
任せないのは仕事と責任放棄
「仕事を任せない」
というのはリーダーとして仕事と責任を放棄しているの同じです。
私はそう考えています。
リーダーは個人の成長よりチームや組織の成長を意識しなければいけません。
だからリーダーなのです。
仕事を任せない=部下の成長を阻害
になりますのでリーダーとしての仕事をしていません。
仕事をしていない=責任を果たしていない
ということになります。
よくあるのが営業プレイヤーとして数多くの実績を残した人をリーダーとする場合です。
すべてではありませんが自分が注目を浴びたいと思っている人はリーダーに向きません。
なぜならそのような人は自分がスポットライトを浴びることを考えているからです。
決してすべてとは言いません。
ですがトッププレイヤーにはそのような方が割と多いです。
仕事の任せ方
ここまでは仕事を「任せる」ということを書きました。
続いては「任せ方」です。
ここで勘違いしてほしくないことがあります。
リーダー=部下より偉い
という訳ではありません。
これはよく勘違いしている人が多いです。
あくまで役割が違います。
リーダーの役割
・チームの成長
・チームメンバーの支援
・チーム内のコミュニケーション管理
など
メンバーの役割
・各タスクの実行
・各タスクの情報共有
・個人の成長
など
役割が違うだけです。
たまに「命令」口調で仕事を依頼する人がいます。
これはNGです。今の時代は尚更です。
すぐにパワハラになる時代です。
なので部下が自発的に動いてくれる指示の仕方が良いです。
その方法が「質問」&「相談」です。
例えば以下のような場合
「お客様から依頼があり、システムへ新しい機能Dを追加」する場合
NG
・機能Dを追加しといてね。なるはやで!
・機能Dを明日までに追加しておけよ!
OK
・機能Dの依頼があったんだけど、対応できそうかな?
後、教えてほしいんだけど対応する上で懸念点や注意点ありそう?
上記はコミュニケーションとして全然違うと思います。
あなたが依頼される時、どちらが気持ちよく対応できますか??
おそらくほとんどの人が「OK」の方だと思います。
このように依頼する時には「質問」&「相談」形式が良いです。
まとめ
今回は「人材育成」について纏めました。
昨今では人材不足が深刻です。
せっかくコストをかけて獲得した人材をリーダーの責任で失うのはもったいないです。
また、成長しない要因にリーダー自身が原因のことも多々あります。
ですので
成長しない=部下の責任
と考えるのではなくまず自分の行動や発言を見直してみましょう!
部下を育てる上では「任せる」ことが重要です。
ぜひ、以下のような書籍も参考にしてみてください。