マネジメントできない上司の典型【大丈夫?と聞く】

マネジメントできない上司の典型【大丈夫?と聞く】

 

マネジメントできない上司の典型例をご存知でしょうか?

少し皆さん自身や上司をイメージしてみてください。

 

「大丈夫?」

 

と質問をしてくる上司です。

よく進捗が遅れたりする上司は大抵「大丈夫?」と部下に聞いてきます。
これはマネジメントを行う上で完全にNGです。
質問の仕方を考えなければいけません。

ではどのような質問が効果的か?
それはもっと具体的に確認することです。
なぜ「大丈夫?」がNGなのかも合わせて解説します。

「大丈夫?」という質問がダメな理由がわかります。

私自身、以下を経験しています。

・プロジェクトを管理する立場
・プロジェクトを遂行する立場

 

もちろんすべてのプロジェクトが上手くいった訳ではありません。
進捗が大幅に遅れたプロジェクトも経験しています。
プロジェクトが遅れる原因はいろいろあります。
ですが大きな原因の1つが管理者のスキルです。

スキルの1つに質問の仕方があります。
今回は効果的な質問の仕方をご紹介します。
1つでも多くのプロジェクトを成功させましょう!

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マネジメントできない上司の典型

 

冒頭に書きました。
マネジメントできない上司は「大丈夫?」と質問します。
で部下やメンバーは大体、「大丈夫」と回答します。
これをそのまま解釈します。
上記の一連の流れがマネジメント能力に欠けた人の特徴です。

自分自身もしくは上司で上記の質問をする人はいませんか?
その人のプロジェクトは上手く進行していますか?

なぜ「大丈夫?」という聞き方がダメなのでしょうか?
それを説明していきます。

なぜ「大丈夫?」がNGなのか

 

みなさんが上司から「大丈夫?」と聞かれたらどう答えますか?

大抵の人が「大丈夫」と回答すると思います。
とくにプロジェクト経験が少ない人だと尚更です。

人は誰でも認められたいという思いがあります。
なので「大丈夫?」と聞かれたら「大丈夫」と答えてしまうものです。
予定どおりに作業が進んでいなくても「大丈夫」と答えます。
これは大抵の人がそうします。

その後に「大丈夫」ですと答えた人がどのような行動をするかご存知ですか?
大体、以下のような行動になります。

残業や徹夜

だいたい残業や徹夜をします。
そして進捗を進めるような動きをします。
プロジェクト全体と比較してかなり少なければまだ問題ありません。

ですが私の経験上、どんどん多くなっていきます。
そうなると心身ともに疲弊します。
そうなると以下のような問題が出てきます。

・品質の維持ができなくなる
・人が離脱する

適当に帳尻をあわせる

進捗を無理やり合わせることをします。
簡単に言うと出来75%とかで作業が完成したように見せます。

なので品質が維持できていなことが多いです。
結果として後工程や後作業で影響が出てきます。

 

上記の行動パターンになることが多いです。
そうなると進捗遅れとなる作業が増えてきます。

対応が遅れると大きな問題になります。
これも管理者の責任です。
そうならないためにも効果的な質問をする必要があります。

効果的な質問の仕方

では効果的な質問とは?
それは具体的に質問をすることです。
例えば以下のような質問の仕方です。

具体的な質問例

A作業は来週完了予定だけど成果物の進捗率は?
また、現時点での課題や進める上での問題は?
課題解決や進捗を進めるために私にできることある?
前回上がっていた改善策や課題への対応は完了した?

というように具体的に確認する必要があります。
質問の仕方は状況やメンバーそれぞれで変える必要もあります。

気をつけなければいけないのが「部下を信じない」ことです。
勘違いしないでください。

「部下を人として信用しない」
ということではありません。

部下の上げてくる進捗を信用しないことです。
なぜか?!

お互いに成果物の最終的なイメージに対する認識が異なる場合があるからです。
なので部下に確認しながら最終的な成果物との差異を確認していきます。

これは管理者としての責任です。
進捗が遅れる、成果物の品質は管理者の責任です。
決してメンバーや部下の責任ではありません。
しっかりと確認することが必要です。

まとめ

マネジメントできない上司の典型をご紹介しました。

「大丈夫?」

と質問をしてはいけません。
これは管理する上で必ず意識してください。
でなければプロジェクトは失敗する可能性が高くなります。

管理する側が逆に質問をされる立場になって考えると良いです。

上司に「大丈夫?」と聞かれたら大抵「大丈夫」と答えるはずです。
そして帳尻合わせに奮闘するはずです。

管理者しっかりとマネジメントスキルも高めましょう!

 

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