いる?いらない?【スマートスピーカーのできること】

最近ではいろいろな種類のスマートスピーカー(AIスピーカー)が登場しています。
そんな中、「スマートスピーカーって何?」、「スマートスピーカーって使えるかな?」、「スマートスピーカー買おうかな?」、「スマートスピーカーは今後どうなるの?」
と感じている人が多くいると思います。
今回はそんなことを感じている方の悩みを解決いたします。

今回は以下の流れで説明いたします。

1.スマートスピーカーとは?
2.スマートスピーカーでできること
3.今後のスマートスピーカーの展開
4.まとめ

この記事を読むことでスマートスピーカーについて理解することができます。

また、今現在スマートスピーカーの購入を検討している人や購入を悩んでいる人はしっかりと判断して今、購入する・しないを決定することができます。私自身、所属している会社に複数のスマートスピーカーが設置されており、実際に使ってみた感想を本音で書いております。

1.スマートスピーカーとは?

最近、テレビや各メディアでも話題のスマートスピーカー(AIスピーカー)ですが、どんなものかよく分からないといった方も多くいらっしゃるかと思います。
また、スマートスピーカー自体は知っていてちょっと欲しいと思い購入を悩まれている方もいらっしゃるのではないかと思います。
今回はそんなスマートスピーカーに関することを当ブログでご紹介したいと思います。

そもそもスマートスピーカーは人と会話することができるスピーカーです。
通常のスピーカーでは一方向で単純に音楽やBGM、何らかの音がスピーカーから人に向けて発信されるだけです。
ですがスマートスピーカーは人の会話を受け取りそれに対して何らかの行動をしてくれます。

例えばスマートスピーカーに「明日の天気を教えて?」と話しかけると「明日の沖縄の天気は晴れです」と答えてくれたり、「AKB48の曲をかけて」と話しかけるとスマートスピーカーからAKB48の曲が流れたりします。

なぜそのようなことができるかといいますと、スマートスピーカーの裏側ではAI(人工知能)と呼ばれるものが動いているからです。

スマートスピーカーの仕組み

AIが人が話した言葉を受け取り、解釈して、最適な回答を答えたり行動したりします。
AIのことをAIアシスタントと読んだりします。
AIアシスタントで有名なものはiPhoneに搭載されている「Siri」だったり、Amazonの「アレクサ」、Googleの「Googleアシスタント」だったりします。
なのでスマートスピーカー=AIアシスタントではありませんので注意が必要です。

「Siri」、「アレクサ」などはスマートスピーカーの裏側で動いているAI(人工知能)の事を指します。
なので以下のように理解してください。

スマートスピーカー:Amazonの「Amazon Echo」、Googleの「Google Home」
AIアシスタント:Appleの「Siri」、Amazonの「アレクサ」、Googleの「Googleアシスタント」

スマートスピーカーの注意点として必ずWifiなどインターネット環境へつながる仕組みが必要となります。
これは裏側ではAI(人工知能)が動いており、AIを使うためにはクラウド環境へ接続する必要があるためです。
なのでスマートスピーカーだけ購入されても使い物にならないのでご注意ください。

2.スマートスピーカーでできること

スマートスピーカーの概要や簡単な仕組みをご紹介しました。
次は現在のスマートスピーカーでできることをご紹介します。

■音楽再生
概要のところでも説明しましたが、スマートスピーカーは名前のとおりスピーカーの機能も持ち合わせています。
なので「●●●●の音楽をかけて」、「●●●●の音楽を再生して」などとスマートスピーカーに話しかけると自動的にその音楽を探して再生してくれます。
なので店舗にスマートスピーカーを設置してBGM装置として利用したりすることができます。

■ニュースの読み上げ
スマートスピーカーに「ニュースを聞かせて」などと話しかけるとそのときの話題のニュースなどを教えてくれます。
朝ごはんを食べながら新聞を読むことは難しいと思うので、代わりにスマートスピーカーからのニュースを聞くということもできるかと思います。

■天気予報
ニュースと近い使い方ですが、「天気を教えて」と話しかけるとその日の天気情報などを教えてくれます。
こちらも朝出かける前に使ってみても良いかもしれません。

■アラーム設定
「アラームを7時にセットして」などとスマートスピーカーに話しかけると目覚まし代わりとしても利用することができます。

■調べ物
「●●●●について教えて」と話しかけると「●●●●」に関してスマートスピーカーがいろいろな情報提供をしてくれます。

■家電製品との連携
電気や照明、エアコン、カーテンなどの各種家電に関してもスマートスピーカーから操作を行うことができます。
スマートスピーカーに話しかけると自動的に電気をつけたり・消したり、エアコンのオン・オフを制御したりすることができます。
小さいお子さんがいる家庭で両手が塞がっているときなどに便利な使い方ができると思います。

その他にも本の読み聞かせ、スケジュール管理などもスマートスピーカーによってはできたりします。

3.今後のスマートスピーカーの展開

正直、スマートスピーカーはまだできることが非常に限られています。
なのでスマートスピーカーの認知度に比べて普及率はかなり低いという情報もあります。

今後スマートスピーカーがさらに普及していくには家電メーカー、住宅メーカーなど住居や家電、家具との連携が進んでいく必要があると考えております。
いまいまの直近ではあまり使いみちがないというのがスマートスピーカーの現状ではないかというのが私の考えです。
今後、本格的なIoT時代への突入や5Gの展開にともないスマートスピーカーのさらなる普及は十分可能性はあると思いますが以下の技術的進歩(ブレークスルー)がなければ難しいこれ以上の普及はありえないとも思います。

・言語処理
→日本語など漢字圏の人たちの話す言葉をAIがしっかりと理解して最適な回答を導き出す技術が必要となります。

・言語データの蓄積とオープン化
→スマートスピーカー上で各種サービスの展開も今後見込めるが、それを実現するにあたり言語データの蓄積や蓄積されたデータを基とした情報(APIなど)がオープンに公開される必要があります。

・翻訳機能
→英語以外の対応言語を増やしたり、多言語の翻訳機能の向上が必要となります。

ざっと上記のような技術的進歩を挙げましたがスマートスピーカー自体はまだまだ歴史が浅く、今後さらなる進歩が十分考えられます。

4.まとめ

ここまででスマートスピーカーの概要、できること、現状と今後をまとめてみました。
今後はまだまだ発展する余地は十分にあると考えておりますが、現時点ではできることが限られているので無理してスマートスピーカーを購入する必要はないというのが私の考えです。
IT関係の仕事をしていて最先端な技術習得、今後の技術習得のために購入するのは全然アリだと思います。
ですが、一般の人が日常でスピーカーに話をして何らかの行動を行ってもらうという機会はあまりないのではないかと思います。
スマートスピーカーに何らかの行動を起こしてもらうためには「ウェイクワード」と行って、スマートスピーカーにまず認識をしてもらう必要があります。

例えば「OK、Goolge」などです。
ウェイクワードを言った後に何らかの行動をしてもらうキーワードを話す流れになるので、それよりは自分自身でその行動をやってしまったほうが早いというのが現状です。

ただ、今後はIoTや5Gの進歩と普及に伴いいろいろなサービスが登場してくると思うので、スマートスピーカーを定期的に観察して情報収集して置くことは良いかもしれません。