Googleが仕掛ける新サービス「Stadia」とは!

米Googleが現地時間の6月6日に発表した新クラウドゲームサービス「GoogleStadia」が今、ネットの世界でホットなキーワードになっています。

すでにニュースで「GoogleStadia」という言葉を聞いたけど「それって何?」、「どういうサービス?」、「面白そうだけど無料?」といろいろ疑問を持っている方がいると思います。
今回はGoogleが発表した新しいクラウドゲームサービスである「GoogleStadia」をご紹介します。

 

・「GoogleStadia」とは
・サービス提供地域
・サービス利用料金とプラン

・提供予定のゲームタイトル
・今後の展開とビジネスチャンス

この記事を読むことで「GoogleStadia」の概要や料金体系を理解することができます。
また、今後の「GoogleStadia」の展開予想からビジネスチャンスまでも合わせてご紹介しますので今、プログラミングを学ばれている方はチャンスかもしれません!
この機会に「GoogleStadia」について理解しましょう!

「GoogleStadia」とは

今回Googleが新しくクラウド型のゲームサービスを発表しました!
その名前が「GoogleStadia」という名前です。
品質が高い動画をパソコンやスマートフォン向けに配信するストリーミングは今では割と当たり前になってきておりますが、ゲームとなるとなかなかハードルが高いというのが今までした。
動画などであればストリーミング配信中に停止することはあまり問題になりませんが、リアルタイムで行うゲームなどでは停止すると使い物になりません。
ですが幾度となくトライ&エラーを繰り返し今ではテンセントやマイクロソフトもクラウド型のゲームサービス用のプラットフォーム開発を行っております。
そんな中、真っ先に一般向けサービスとして提供しようとしているのがGoogleの「GoogleStadia」です。

先日、Googleが行った発表会だと2019年11月からサービスは開始される予定となっており、11月には改めて世界的に話題になりそうです。

サービス提供地域

新しくサービス提供される「GoogleStadia」ですが、残念なことに2019年11月もしくは2020年からの本格的なサービス開始には日本が含まれておりません。
これは日本市場が人口減、経済の低下(消費税増税なども含む)などの理由から魅力的な市場としては捉えられていないという風に読み取ることもできるかと思います。
日本政府などはしょうもない事に時間を割いている場合ではなく、本気で日本経済の活性化や諸外国から魅力的な市場として見られるような施策や政策をしないとマズイと改めて感じました。。。。。笑

現時点でサービス提供が予定されているのは以下の国です。

米国、英国、フランス、ドイツ、カナダ、デンマーク、アイルランド、イタリア、オランダ、ノルウェー、フィンランド、ベルギー、スペイン、スウェーデン

今後、日本もサービス提供の対象国になる可能性はありますので期待しておきましょう!

サービス利用料金とプラン

「GoogleStadia」には現時点で有料版、無料版の2種類で提供される予定となっております。

■StadiaPro
月額9.99ドル(約1,100円)で利用できる有料プランです。
ProはStadiaの中で最も高品質なストリーミングゲームサービスとなるプランで以下の環境で楽しめるようになっています。

・4K
・HDR
・60fps
・5.1chサラウンド

また、Proでは以下のサービスも提供予定です。

・ゲームを購入してプレイ
・無料ゲームの追加
・ストアで販売されるゲームの値引き

■StadiaBase
Baseはタダで利用できる無料プランです。
Baseは以下の環境で楽しめるようになっております。

・1080p
・60fps
・ステレオサウンド

BaseではProと同様に「ゲームを購入してプレイ」することはできますが、「無料ゲームの追加」はされませんしストアでの「値引き」もされない予定となっております。

現時点では2プランが用意されておりますが、「Stadia Founder’s Edition」と呼ばれる先行購入サービスも開始されています。
「Stadia Founder’s Edition」は130ドル(約14,000円)で購入することができるサービスで来年(2020年)の本格的なサービスが開始される前に購入する唯一の方法です。

「Stadia Founder’s Edition」には以下2つのアイテムがセットとして含まれております。

(1)Stadiaコントローラー
ゲームコントローラーのようなものでゲームデータを受信するためのWi-Fi機能を備えています。

(2)Chromecast Ultra
テレビにゲームをストリーミングするためのChromecastです。

本格的なサービス開始時にはパソコンやGooglePixelにインストールされたChromeブラウザでサービスが利用できるようになりますが、本格的なサービス開始前はChromecastを使ってテレビにストリーミング配信する方法となります。

また、「Stadia Founder’s Edition」には以下の3つの特典が用意されています。

(1)「Stadia Pro」の利用
「Stadia Pro」を3ヶ月無料で利用できる特典がついています。

(2)拡張コンテンツ
「Destiny 2」の本編や今後追加予定の「Shadowkeep」を含むすべての拡張コンテンツがついています。

(3)ユーザネームの確保
Stadiaを利用するときにネーム登録をする必要がありますが、先に利用するユーザネームを確保できる特典がついています。

提供予定のゲームタイトル

現時点で発表されているゲームタイトルは以下です。中にはドラゴンボールもあるので非常に楽しみです。

Bandai Namco:ドラゴンボール ゼノバース2
Bethesda:DOOM 2016、DOOM Eternal、The Elder Scrolls Online、Rage 2、Wolfenstein:Youngblood
Bungie:Destiny 2
Capcom:未定(今後発表予定)
Coatsink:Get Packed
Codemasters:GRID
Deep Silver:メトロ エクソダス
Drool:Thumper
Electronic Arts:未定(今後発表予定)
Giants Software:ファーミングシミュレーター 19
Larian Studios:バルダーズ・ゲート3
nWay Games:Power Rangers:Battle for the Grid
Rockstar:未定(今後発表予定)
Sega:Football Manager
SNK:サムライスピリッツ(Samurai Shodown)
Square Enix:ファイナル ファンタジーXV、トゥームレイダー ディフィニティブエディション、ライズ オブ ザ トゥームレイダー、シャドウ オブ ザ トゥームレイダー
2K:NBA 2K、ボーダーランズ3
Tequila Works:Gylt
Warner Bros.:モータルコンバット11(Mortal Kombat 11)
THQ:Darksiders Genesis
Ubisoft:アサシン クリード オデッセイ、Just Dance、ゴーストリコン ブレイクポイント、ディビジョン2、トライアルズ ライジング、ザ クルー2

今後の展開とビジネスチャンス

Stadiaはストアからゲームを購入することができるようなので、今後はストア上からいろいろなアプリが提供されてくると思います。
今のAndroidOSもストアからいろいろなアプリをインストールすることができますが、それと同じような仕組みのストアになると思います。
なので今、Android向けのアプリやサービスを作っている個人や企業は新しくStadia向けのゲームを開発してストアにリリースすることで収益を得るというモデルもできてくるのではないかと思います。

日本ではしばらくサービス提供の予定はありませんが、今後「GoogleStadia」をウォッチしておくことで新しいビジネスチャンスを掴めるかもしれません。