このままだと、日本に未来はないよね。〜ブックレビュー〜

突然ですが

「このままだと、日本に未来はないよね。」

と思っていますか?

もしくは日本はまだまだ大丈夫ものづくり技術もあるしと思っていますか?

どっちにしろ、今日は私が読んで非常に面白かった本をご紹介します。

「このままだと、日本に未来はないよね。」

まず、タイトルが斬新(笑)

本屋でまったく別の本を探していたのですが、インパクトありすぎて目に止まったのでついつい購入してしまいました(笑)

著者は「ひろゆき(西村ひろゆき)」さんです。

ひろゆきさんはかなり著名な方で2チャンネルを作った人です。

前からひろゆきさんが出演するテレビはよく見ており、ひろゆきさん著書の書籍「無敵の思考」も読みました。

非常に考え方や価値観が面白いのでハマってしまいました。

 

で今回は新しく「このままだと、日本に未来はないよね」という本を出されています。

この本の冒頭では2019年10月に予定されている消費税10%へ増税の増税に伴い、日本経済が悪くなるというひろゆきさんなりの解説から始まります。

また、2020年のオリンピック後も日本経済が悪くなるという予想もされております。

たしかに消費税の増税に伴い、消費額は減りそうだな〜と思います。

消費額が減り、貯蓄に回すことでお金が回らないことで日本経済へダメージになりそうです。

最近のニュースでは30代、40代で「貯蓄ゼロ」という方の割合が増えているそうですが、経済的にはいいんですかね??

政府や経済団体は消費額を増やしたいはずでいろいろな施策などを実行しているように見えますが、調査会社で貯蓄額を調査していてなんか矛盾を感じます。笑

ニュースで報じられた30代、40代の貯蓄額が減った理由が

・消費が増えて貯蓄額が減ったのか?

・そもそも収入が減り、貯蓄に回すお金がないのか?

という部分までは調査してほしいな〜というのが私の考えです。

※ちなみに私はいろいろ消費(投資)するようになったので貯蓄額は減っている方です。(笑)

 

で今回のひろゆきさんの本で一番、印象に残っているのが

「経済合理性」

というキーワードです。

 

昨今では物事の進むスピードがかなり早くなっております。

技術革新などがいい例かと思います。

技術革新によっていままではオリジナルのものを一から作り製品を出荷するという流れから、汎用性のある部品を組み合わせて

スピード感もった製品リリースという流れになっている感じがしています。

なので今までは新しい事業を始めるときにしっかり計画や予測をして物事を実行するということができたかもしれません。

ですが、今では計画や予測に時間をかけている間に国内の競合が新製品を出荷したり、海外メーカーが新製品を出荷したりと非常に目まぐるしく世界が動いているように感じています。

 

そんな時代が目まぐるしく動く中で本書では「未来予測をハズさない先読みのコツ」をご紹介しております。

そこで出てくる言葉が「経済合理性」です。

ひろゆきさん曰く、「経済合理性にかなったモノは普及する」と書かれています。

「経済合理性」にかなっているモノは時間の問題で成立するそうです。

本書の中でご紹介されている例として携帯電話があります。

 

1990年台に出荷された携帯電話はバッテリーの連続待受時間が2日間ほどぐらいで30分通話すると電源が切れてしまうほどのもので、長時間話しをするときは携帯電話ではなく固定電話で話をするような状態だったそうです。

 

ところが今はどうでしょうか?

ほぼ固定電話は使っていないのではないでしょうか?

技術革新によりバッテリーも長持ちして電話以外にメール、SNSなどの連絡手段も使えるようになり毎日携帯電話を利用している状態かと思います。

これが時間の問題で成立するという例です。

たしかに固定電話よりどこでも利用できる携帯電話の方が経済合理性が高いです。

「経済合理性」を意識することで未来の予測だけでなく、株などの予測にも適応できるのではないかと思います。

ぜひ、今の日本に不安・不満を抱えている方には読んでもらいたい本です。

非常に読みやすくあっという間に1冊読み終わるかと思います。