個々を活かす!【仕事でチームワークを活かし結果を出す方法】

「THE TEAM 5つの法則」という書籍が最近、非常に人気があります。
私もまだ読んではおりませんが、新R25とかの記事を読んでいるとチーム運営に関するいろいろな知識やノウハウが科学的にかかれている本のようです。
ここまでこの書籍に人気が出ているのには

・メンバーとのコミュニケーションのとり方がわからない
・モチベーションの上げ方がわからない
・リーダーのやるべきことがわからない

などチームを管理している人やチームに所属している人で普段から悩みを持っている人が非常に多くいるという背景があることが予想できます。
そこで私も今までいろいろなチームやメンバーの運営に携わってきて成果を出せたこと、周りからも評価されたことを紹介したいと思います。

1.私の考えるチームのあり方
2.チームでプロジェクトを成功させる
2.1個々を分析
2.2個々を活かす
3.まとめ

この記事を読むことでチームを支える個々の特徴を活かす方法が理解できます。

私自身、23歳ぐらいからいろいろなチーム運営に関わってきました。
少いもので3名、多いものでは約30名規模のチーム運営に携わってきました、当然成功だけでなく多くの失敗も経験しました。

そんな中、チームをより良く運営していくためには個々の強みや特徴を活かし、かつ個々がなるべく楽しいと思える仕事をするほうが良いと考えています。

1.私の考えるチームのあり方

私はずっとIT業界で仕事をしてきました。
IT業界では基本的に営業が案件を受注して技術者がシステム構築をするという流れが一般的です。
中には営業からシステム構築、保守までは同じ人が行う場合もあるかと思います。

そのようなシステム構築を「プロジェクト」と言ったりしますが、プロジェクトは大抵が2人以上で行うことがほとんどです。なのでプロジェクトは基本的にいろいろな括りのチームで行っていくことになります。

よくプロジェクトの成功は以下3つだと言われます。

・予算を守る
・納期を守る
・顧客の要求や要件を満たす

たしかに上記は達成すべきそれぞれの目標ではありますが、上記に加えて私が今までのプロジェクトで意識していたのはプロジェクトが終わったときのチームやメンバーのあり方です。
ここで挙げた「あり方」というのはプロジェクトが終わったときに以下のことを満たせているか?!ということです。

・メンバーが楽しかったと思えるか
・メンバーが離脱していないか
・メンバーの関係性がさらに良くなっているか

私自身、すべてのプロジェクトで上記のことを達成することはできませんでした。
ですが上記を意識してプロジェクトを運営することでチームや組織としては確実にプラスに働くと考えて今までプロジェクトを運営を行ってきましたし、これからも基本的には変わらないかと思います。

2.チームでプロジェクトを成功させる

上記でも述べましたがプロジェクトは基本的に2人以上のチームで行うことがほとんどです。
なのでチームメンバーがどのように自主的に動くか?!ということがカギになると考えています。
チームメンバーが自主的に動き、成果を出すためにはしっかりと個々の特徴を理解して活かすことが重要です。

2.1個々を分析

個々の特徴を活かすためにはまずメンバーの特徴をしっかりと理解することが必要です。
特徴とは真面目な性格なのか、怠けグセがあるのか、褒められると頑張るタイプなのかというような性格に関わる部分もそうですが、その人が持っている技術やスキル、知識も理解することが必要です。

例えば「真面目な性格でプログラミングが好きな人」がメンバーにいたとします。
そのような方は割と「リファクタリング」をするクセがあります。
「リファクタリング」とは実装したプログラミングを動きや機能とかは変更せずに保守性を上げるためコードを整理したりすることです。

真面目でプログラミングが好きなので自分のタスクに対する納期を忘れたり、納期ギリギリまでリファクタリングを繰り返したりします。プロジェクトが予定どおり進み予算超過していなければ特に問題ありませんが、プロジェクトは大抵が思ったようには進みません。なので常にリスクを考慮してバッファを持つ必要があります。

ですがこのような人はしっかりとした品質のモノができているにも関わらず、納期ギリギリまでリファクタリングをしたりします。
このような人は出来上がった成果物を細かく確認して品質が担保できているのであれば、次のタスクを割り当てたり過度なリファクタリングは余分に予算を消化したり、何かあったときにリカバリーできなくなる可能性があるということをきちんと説明してコミュニケーションを取ったりします。

このようにまずはメンバーの特徴、強み、弱みをしっかりと分析します。
ですがいきなりメンバーの特徴などを理解することは難しいです。
なので普段からメンバーのことを意識して観察することを心がけることが重要です。

2.2個々を活かす

メンバー個々の特徴を分析、理解したら後は個々の特徴を活かすことです。
私はIT関係のプロジェクトを行ってきていますが、他の業種・業態でもプロジェクトの進め方は基本的に同じで参加しているメンバーそれぞれにタスクを割り当てながら、完成したら次のタスクをこなしていきそれを納期まで繰り返しすべて完了させるということはどのプロジェクトでも同じだと考えています。

なのでタスクを割り当てる計画段階(WBSを作るとき)でそれぞれの特徴を理解してタスクを割り当てていきます。

例えばプログラミングスキルは高いが人とのコミュニケーションが苦手という人の場合。
要件を詰めたり、仕様を決定する打合せには基本的に参加させません。要件を詰めることができ仕様なども理解できる人を基本的に打合せには割り当てて、決まったことをプログラミングができる人にしっかりと伝えることを行います。

その他に単純にプログラミングと言っても、デザインを含むシステム画面周りが得意な人や何らかの処理(ロジック)を考えることが得意な人などわかれます。

そのような場合、お客さんとのシステム画面周りの打合せを行う場合はデザインが得意な人を参加させ、具体的なロジックに関してはプロジェクトメンバー間で注意点や懸念点を共有しておき、デザインが得意な人が合わせて確認をしたりするというようなこともやったりします。
これはお客さんは細かなロジックではなくデザイン周りから話をすることが多いので、ロジック部分に得意な人を打合せに参加させるとお客さんの要件や要望とミスマッチが起きたりする可能性があるためです。

このようにメンバーそれぞれの特徴を理解しながら、どうやればプロジェクトをうまく進行することができるかを常に考えておくことが重要です。

3.まとめ

プロジェクトをチームで成功させるためには予算、納期、品質も大事ですがチームメンバーの特徴をしっかりと理解して活かすことが非常に重要です!
人間はロボットではないのでメンバーのモチベーションが下がると品質にも影響がでます。品質に影響がでると関連して予算や納期にも影響が出てきます。

なのでまずは自分達メンバーのことをしっかりと考えプロジェクトをスタートさせることをオススメいたします!!