こんにちは!
今日はSharePointをデータ格納先としてPowerAppsで画面をカスタマイズするときのTipsをご紹介いたします。
SharePointでカスタムリストを作成し、参照項目を定義する時に規定値を設定することができます。
設定した規定値はSharePoint標準のフォームだと問題なく設定されます。
ですが、SharePointのフォームではなくPowerAppsを使ってフォームカスタマイズを実施したときに規定値が設定されません。
その場合はPowerApps側で規定値を設定する必要があります。
PowerAppsでフォームカスタマイズを選択して、PowerAppsの画面が開いたら該当の項目を選択します。
Default項目に以下のような内容で設定します。
If(SharePointForm1.Mode=New,
{
‘@odata.type’ : “#Microsoft.Azure.Connectors.SharePoint.SPListExpandedReference”,
Value: “〇”
},ThisItem.OData__x6ffe__x904e_)
最初のIfで新規作成画面かそうでないかを判断しています。この判断を入れないと参照画面、編集画面でもデフォルト値が設定されてしまいます。上記の例だと「”〇”」が設定されます。
Valueは実際に選択肢項目に定義している値でデフォルトとして設定したい値を設定します。
最後のThisItemは該当の項目を設定します。最初のIf分で新規もしくは編集画面だった場合はすでに設定された値をセットするという意味になります。
もしPowerAppsで規定値の設定に困られている方がおりましたら参考にしてみてください。