「どうやったら早く成長できるかな?」
「どうやれば仕事ができる人になれるかな?」
新社会人になった人は悩みがいろいろあると思います。
もしくは全く違う業種に転職した人も同じかと思います。
今回はより早く成長するためのコツをご紹介します。
それは「守破離」です。
・「守破離」とは
・まずは徹底して真似る
・良いものを取り入れる
・まとめ
私自身、これまでに異例の速さで出世をしてきました。
最初の会社で3年目(23歳)で主任、4年目で係長となります。
他の係長は35歳〜45歳がほとんどでした。
また、2年目以降は所属部署で売上は1番でした。
そこまで急成長して結果を残したのには理由があります。
それが「守破離」です。
とくに「守」、「破」が非常に重要になってきます。
「守破離」とは
ビジネスや武術・芸術、茶道・華道などの世界で非常に有名な教え・思想です。
道を極める過程では非常に重要です。
もともとは茶道の千利休の歌が発祥という説があります。
茶道で非常に有名な千利休の歌には以下の言葉あります。
「規矩(きく)作法 守り尽くして破るとも 離るるとても本を忘るな」
この言葉から3文字をとって「守破離」と命名されたという説です。
「守」
これが一番大事と言われています。
「教えられたことを忠実に守り、実行することです。」
とりあえず師匠や尊敬できる人を徹底的に真似をします。
また、教えられた事やアドバイスを実行します。
自分でオリジナルのやり方を探すのではなくまずは真似です。
具体例としては以下です。
師匠:毎日、お客様に訪問して商品の注文を受けてきて
自分:承知しました。(ということで毎日訪問を必ずする)
上記のようにとりあえず実行することが大事です。
「先週訪問したから今週は訪問は止めておこう」とはしないください。
ここでは「基礎からきちんと忠実に吸収・実践して自分のものにする」ことが重要です。
「破」
続いては2番目の「破」です。
「今まで学んだことを、ここで初めて破り応用をきかせ発展させます。」
「守」で基本を学んだら次は応用です。
学んだことを発展させていきます。
成長が遅くなったり、結果が出ない人はここからスタートしています。
「守」で言われたことを疑い、素直に実行しないことがおおよその原因です。
具体例としては以下です。
師匠:毎日、お客様に訪問して商品の注文を受けてきて
自分:承知しました。既存注文と合わせて完全新規の注文も取るように動く。
「離」
最後に「離」です。
「今まで学んだことを離れ、オリジナリティーを出します。」
基本を学び、応用展開できたら次は新しいものを作りだします。
今までは「1から2,3、4」と展開してきました。
「離」では「0から1」を作りだします。
具体例としては以下です。
師匠:新事業をスタートさせるから任せた。
自分:承知しました。(師匠から離れて新しいことを作っていく)
これは非常に難しいです。
すでに独立して事業を起こしている方はご存知だと思います。
「0から1」にすることがどれだけ大変か?!
ただ、千利休の言葉にも以下キーワードがあります。
「本を忘るな」
これは基本を忘れないことが大事と言っています。
なので「離」の段階にきても絶対に基本を忘れてはいけません。
これが「守破離」です。
もう一度いいます。
成長しない人、結果が出ない人は「守」を行っていません。
まずは徹底して真似る
まずは「守破離」をご紹介しました。
その中でも「守」が一番大事と書きました。
なので徹底して師匠や尊敬できる人を真似てください。
そのときにコツがあります。
依頼されたことの目的や本質を考えることです。
師匠から言われたことは素直に実行します。
ですがその中で以下のことを意識します。
・依頼された仕事の目的やゴール
・この仕事で学べること(自分が経験したことない事や基礎)
同じお客様に訪問するとしてもその時々で状況が全然違います。
例えば忙しくてお客様がイライラしていることもあるはずです。
そのときにダラダラと会話していたら余計イライラしてしまいます。
「簡潔、スピーディーに注文を受けるには?」
と考えたら会話の仕方が変わってきます。
このように学べることを考えると素直に実行することも楽しくなります。
良いものを取り入れる
基礎が身につき、ある程度成長すると関わってくる人も増えます。
そのときに新しい考え方、価値観が発見できます。
その中で良いと思ったものはまず取り入れてみることです。
これが「破」にあたります。
新しいことを取り入れて、基本と融合することでさらに展開できます。
基本がしっかり身についていれば、融合が起きるたびに圧倒的に成長できます。
この段階まできたら積極的に新しいものも取り入れましょう!
まとめ
今回は早く成長するためのコツとして「守破離」をご紹介しました。
繰り返しになりますが「守」が一番大事です。
成長しない人、結果がでない人は「守」を実行していないことが多いです。
・成長していないなと感じる方
・結果が出ないと感じている方
ぜひ、「守」が実行されているか確認してみてください。
遅くなればなるほど仕事をする上で致命的なダメージになります。